土地選び
注文住宅を建てたいと思ったら、土地を探さなければいけません。
土地を探すうえで、頭に入れたいことは思っている以上に沢山あります。今はインターネットを使って自分で検索する人も多いと思いますが、チェック項目で「建築条件あり・なし」があるのはお気付きでしょうか。この建築条件ありのものは「この工務店・ハウスメーカーを使ってお家を建ててくださいね。」という約束付きみたいなものなのです。つまり、決まった工務店で建てたいなと思っている場合「建築条件なし」を選ぶ必要があります。それが分かったうえで探してみると、選択肢が絞られてきたことに気づきますよね。
あとは「建ぺい率」なんて聞きなれないワードも出てきて、それだけでドキドキします。建ぺい率とは土地の面積に対して建物を建てていい広さを示したものなんですよね。簡単な数字で例えてみると「100㎡の土地で建ぺい率50%です」という土地は建物が50㎡で建てられるということですね。
土地の形もできれば複雑でない方がいいです。きれいな四角形の土地は、やはり人気があるので値段もそれなりにしますが住みやすい家が建てやすいです。
土地選びって時間かかるし、考えることは他にもあります。
その他もろもろについてはまた今度。
土地選び、交通の便なども確認しておいた方がいいですね。バス停が近い!と書かれていても実はバスが1時間に1本しか来ないなんてこともあります。バス会社のHPを見ればすぐに分かることなので、ここも要確認です。
立地で言えば、駅が近いと便利だと思いますよね。でも駅が近いとその分ガヤガヤと落ち着きません。確かに便利なのですが静かな環境がいいという方には向きません。
一方閑静な住宅街は、環境はいいのですがやはり不便という面は否定できません。ただ、車を使う方なら、土地代も比較的安いので視野に入れてもいいですね。
あとは、土地代が安くていいなと思った土地は水道や下水の引き込みが必要なこともあります。そうなった場合、結局自己負担金額が高額に……なんてこともあるので注意が必要です。
そして、忘れがちなのがハザードマップの確認です。天災が多い昨今、川の氾濫や土砂崩れの危険がないかを確認しましょう。ハザードマップは市のHPで公開されているので簡単にチェックできますよ。
いいな、と思った土地が出てきたら現地を見に行きましょう。日の当たり方や隣の家がどんな雰囲気かも見ておいたほうがいいです。実際に見てみないとわからないこともあります。例えば、地図では分からなかったけれど隣が宗教の集会所だなんてこともありました……。
ここに書いたこと以外にも気にすることはあるかと思いますが、まずはそこで暮らす予定の人全員で優先順位を決めて何を大事にするかを考えるといいです。ペットがいるかどうかも選ぶ基準に入れておいてあげましょう。
土地選びって、一生を過ごすかも知れない場所選びですので、後悔しないように入念な下調べが必要だったんですね。あとは縁とタイミングということもありますので、ピンときた直感を大事にしてもいいかも知れません。一生に一度あるかないかの大きな買い物ですので、とにかく後悔のないようにしたいですね。
土地選びが終わったら、次はドキドキのローン審査が始まります!
家が建つまでは長丁場ですが、疲れないように自分を労わることも忘れずに。