インスペクションとは?
日本語では既存住宅状況調査報告書となります。
中古住宅の売主は、原則的に「契約不適合責任」を負わなければなりません。売主は、売買後に契約と適合していない欠陥や不具合などが見られた場合に、その部分を修繕したり、減額したりする対応を求められます。
インスペクションを実施すると、物件の「状況」をより深く把握できます。契約不適合責任の責任範囲は「契約と適合していない」部分であるため、契約上、売主・買主双方が把握している欠陥や不具合であれば、責任を負う必要はありません。つまり、インスペクションによる現状把握は、売主が契約不適合責任を負うリスクを低減させる効果にも期待できるのです。
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たとえば雨漏りがしているかどうか?
インスペクションは目視で確認できる項目のみの検査なので見た範囲で雨漏りの形跡がなければ「目視で確認できない」となります。天井裏を見ることが可能な場合は中まで確認しますが天井がふさがっているなど不可能な場合はその義務はありません。ただし検査官は経験豊富なため目視で大きく失敗することは少ないです。
売買成立後雨漏りがした場合は売主には責任はなく、保険適用となります。
そのため買主は心配な場合は瑕疵保険に入ります。瑕疵保険のインスペクション検査項目は別の項目になります。
